委託販売判定条件ではスマレジの部門、グループコードを使ってどの仕入先の商品と判定するか設定します。

スマレジでどのように商品登録しているかによって条件の適切な作り方も変わります。

【部門】

商品が所属する部門はスマレジ商品登録で必ず指定する項目です。

メリット

選択式で必ず指定する項目ですので指定が漏れることや表記の揺れの問題がありません。 ある1つの部門に所属する商品はすべて1つの仕入先の商品だけにすると、部門→仕入先と直感的に条件作成ができます。

デメリット

らくらく委託販売管理では商品が直接所属する部門を参照するため、スマレジ管理画面で部門毎売上の機能を活用しようとすると設定が複雑になります。 商品分類ごとに分析しようとすると、仕入先の部門の配下に商品分類ごとの子部門を作成するか、商品部類毎の部門の配下に仕入れ先ごとの子部門を作成し、らくらく委託販売管理では子部門ごとに条件の作成が必要となります。仕入先の部門の配下に商品分類ごとの子部門を作成する場合はスマレジでは売上分析のために商品分類ごとの子部門を部門グループでまとめる必要があります。 また、同じ仕入先で複数の掛け率があるパターンや買取と仕入があるパターンを部門だけで対応しようとするとその枝分かれと同じ数だけ部門が必要となります。

(部門によるシンプルな仕分けの例)

graph LR
  categorya["(スマレジ商品)
  部門A"] --> |"(判定条件)部門A=仕入先A"|invoicea["(らくらく委託販売管理)
  仕入先Aの伝票"]
  categoryb["(スマレジ商品)
  部門B"] --> |"(判定条件)部門B=仕入先B"|invoiceb["(らくらく委託販売管理)
  仕入先Bの伝票"]

【グループコード】

グループコードは任意で自由に入力できる項目です。

メリット

任意の自由入力のため柔軟に設定が可能で複雑なパターンに対応が可能です。 また、商品分類ごとに部門を分けて売上分析で活用したいときに障害になりません。

デメリット

入力漏れやミス、表記の揺れなどで委託販売と判定されない場合があります。

(グループコードによる高度な仕分けの例)

graph LR
  categorya["(スマレジ商品1)
  グループコード A買取"] --> |"(判定条件)該当なし"|invoicea["どの伝票にも入らない"]
  categoryb["(スマレジ商品2)
  グループコード A60"] --> |"(判定条件)A60=
  仕入先A掛け率60%"|invoiceb["(らくらく委託販売管理)
  仕入先Aの伝票"]
  categoryc["(スマレジ商品3)
  グループコード B70"] --> |"(判定条件)B70=
  仕入先B掛け率70%"|invoicec["(らくらく委託販売管理)
  仕入先Bの伝票"]
  categoryd["(スマレジ商品4)
  グループコード B75"] --> |"(判定条件)B75=
  仕入先B掛け率75%"|invoicec["(らくらく委託販売管理)
  仕入先Bの伝票"]
  categorye["(スマレジ商品5)
  グループコード (未設定)"] --> |"(判定条件)該当なし"|invoicea["どの伝票にも入らない"]
  categoryf["(スマレジ商品6)
  グループコード A60"] --> |"(判定条件)A60=
  仕入先A掛け率60%"|invoiceb["(らくらく委託販売管理)
  仕入先Aの伝票"]

【条件設定の基本的な考え方】

graph TD
  category[スマレジ部門を商品分類視点での売上分析に活用したい] --> |はい|groupcodeonly[グループコードで判定]
  category -.-> |いいえ|groupcode[1つの仕入先に買取/委託や掛け率/手数料率の混在がある]
  groupcode --> |はい|catsupl[1つの部門に所属する商品はすべて1つの仕入先に所属している]
  groupcode -.-> |いいえ|categoryonly[部門で判定]
  catsupl --> |はい|catgpmix[部門+グループコードで判定]
  catsupl -.-> |いいえ|groupcodeonly